東海道新幹線 一時不通…乗客3100人「缶詰め」疲労感(毎日新聞)

 東京と大阪を結ぶ大動脈・東海道新幹線は29日、突然の送電ストップで、3時間以上にわたってまひした。小田原−品川間では立ち往生した5本に、乗客計3100人が閉じ込められ、薄暗くトイレの水も流れない車両内で過ごし、疲労感をにじませた。

 停電直前、架線切断現場を通り過ぎ、パンタグラフが大破していた東京発名古屋行き「こだま659号」。乗客によると、12両目付近で「バチン」という大きな音がした後、車内の電気が消えてゆっくりと駅間に停車したという。山形県の無職男性(60)は「東京駅を出たと思ったら、ドンという音がしてタヌキでもひいたのかと思った。1キロぐらい走って止まったが、車内では混乱もなかった」と話した。

 神奈川県小田原市の会社員、小杉拓治さん(41)は「『トイレは使えません』『たばこは吸えません』と車内放送があった。暖房が切れて、日が落ちてからは寒くなった。車内で大きな混乱はなかった」と疲れた様子で話した。

 立ち往生していた新幹線は午後6時ごろ次々と東京駅に到着した。東京都内の病院を受診するために上京した静岡県の主婦、清百合子さん(50)は「小田原と新横浜駅の間で電車が止まった。現状を知らせる車内放送が10分おきに流れ、途中から停電してトイレの水も使えなくなった」と証言。東京都の会社員、高取順さん(48)は「車内販売の飲み物は売り切れていた」と話した。

 横浜市神奈川区の線路脇で起きた火災現場を発見し110番した会社員、一樹誠さん(33)によると、下り新幹線が通過する際、閃光(せんこう)とともに「ドン、ドン」という音がして架線から火花が散り、間もなく線路脇の雑草から出火したという。一樹さんは「雷が落ちたかと思った。煙が出始めたらあっという間に火が回った」と振り返った。

【関連ニュース】
新幹線:目の不自由な男性が転落し重傷 岐阜羽島駅ホーム
東海道新幹線:雪で147本が遅れ
帰省ラッシュ:上越、東海道新幹線にトラブル 運休や遅れ
ボンネット型車両:昭和の特急の顔、3月で姿消す
Uターンラッシュ:見送りの人々で混雑…JR名古屋駅

<自民>参院選の公認候補2人を発表(毎日新聞)
「子の奪取」条約加盟を要請=外相「国内法整備が必要」−米英大使ら(時事通信)
<雑記帳>映画「京都太秦物語」完成披露試写会行われる(毎日新聞)
市局長補佐が募金19万円着服、フィリピン人妻の実家に送金(産経新聞)
阿倍野で民家火災(産経新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。